1/23 (金) 楽しみと恐ろしさが混み合って布団の中で少し緊張した。

日記

知らぬあいだに週末の疲れにやられていたようで、順調に20分寝坊し飛び起きる。とはいえ焦りは方向感覚を鈍らせるから精力的に深呼吸して、「今日で今週も終わりなんだしいいやいいや!」と大らかさを取り戻すことに身を入れる。も、こんな時に限って洗濯機の機嫌が悪い。洗濯物の偏りによってガッコンガッコン活動的で、脱水へ行こうと頑張ってはすすぎに戻るというのを繰り返し、25分で終わるところをなんと1時間5分かけた。さぞかし綺麗になっただろうとバーン!と開けてみると、あんなにすすぎまくったのに入り口付近に泡がでれーっとしておりなんなんだ。解決にはならなくとも近々洗濯槽の掃除をしようと決める。
髪にアイロンをあてていると、「給食のハヤシライスはうちのみたいにごはんとルーが半分になってなくて、上がハヤシライスで下がごはんなんだよ」と、小さい人が今日の給食のハヤシライス像について説明してくれる。せっかく「ルー」と言えたのに、なぜかそのルーを「ハヤシライス」に言い換えるものだから出来上がったのはハヤシライスライスだけれども、かわいすぎるからそのままやり過ごす。「なんでか言うと〜給食先生がその方がやりやすいから」と、しっかり理由もつけて説いてくれるも、「なんでかと言うと」の「と」が抜けているからカタコトの中国人になっている。可笑しみながら、「確かに半々だと整えなきゃいけないから、盛り付けるの大変だもんね」と返すと、「そう!子どもたち100人くらいいるから〜全力で作んなきゃだから」と、給食先生の大変さにがっちり寄り添い食い気味に言う。何はなくともハヤシライスが楽しみらしい。社会へ向かう途中もハヤシライスへの期待と、ポロシャツを汚さずに食べますという意気をさんざん聞かせてくれた。
今日相方の大きい人が沖縄出張から帰ってくるから、昼間のうちに作業をじゃんじゃん進める。小さい人を迎えに行き、「今日むっく帰ってくるね」「お土産あるかなあ?」「沖縄あったかかったかなあ」とありったけのわくわくを胸に帰路に着く。一緒に小さい毛の家族の自宅掃除を終わらせ、お風呂に入って小さい人はおやつ、私は夜ごはんの支度。生協で野沢菜漬けが届いたから刻んで納豆に和えて食べたら、子どもの頃大好きなごはんのお供の1つだったなと思い出し、そういえば「まいたけちゃんは菜っぱが好きらね〜」と農家のおばあちゃんが喜んで、菜っぱばっかり食卓に出してくれていたことも思い出す。私は肉女でもあったが菜っぱ女でもあったな。懐旧の情にじゃぼんと浸かりすぎて気付いた時には納豆3パックめに手をつけていた。
テーブルの長い辺に座る小さい人へごはんを提供し、私はテーブルの短い辺に座ってコーヒーを飲みつつおしゃべりしつつ、本を読む。「それなんて絵本?」と聞くので、「私は私に私が日記をつけていることを秘密にしているだよ」と、大好きな古賀及子さんの本を紹介すると、「ふーん、秘密にしてるんだっ?」となぜか嬉しそう。しばらくすると、「いつも絵本読んでて、自分で頭良くなってるなーって思う?」と、賢くなっている実感の有無を尋ねてきたので、「うーんあんまりそういう実感はないけど…なんで?」と聞き返す。すると「人の考えてることが気になるから。気になったままだと夜も寝れなくなっちゃうから、それで聞いてみた」と言うから、気になることのジャンルが歳にそぐわなくて笑う。ときおり入眠に手こずることがあるけれど、それは気になっていることを気になったままにしているからなのかもしれないなと、なるべく小さい人の頭がクリアになるよう私も協力しよう。「まいたけちゃんは絵本読むのと書くのどっちが好き?」「うーん書く方かなあ」「てぃのちゃんは読む方」とさらりと言うから、びっくりして「おぉ…!」という顔になる。なんと読む方か。最近では書く姿が多く見受けられたけれど、読む方か。確かに、朝活しているとたまに遠くから絵本の音読が聞こえてきて、ちょっと前までは発音練習の印象が強かったがいつからかスラスラと、小さい「つ」にもビビらず丁寧に飛び越えていて驚いた。大きい人々のこともきっと軽々飛び越えていくに違いない。

相方の大きい人から18時前に帰宅するという連絡が入り、「寝る前に帰ってくるかなあ」とそわそわしていた小さい人はぴょんぴょん跳ねて喜んだ。玄関の前で2人正座し、ドアが開くと同時に「おかえりなさいませ」と座礼すると、大きい人も「ただいま戻りました」と座礼で応戦して、図らずも武道場みたいになったから謎に盛り上がる。こっちよりも随分暖かいところにいた大きい人は「めっちゃ寒いね」と笑いながら、サーターアンダギーと共に元気に帰ってきた。小さい人に、オールドファッションに似た食べ物だと説明すると、「え!?オードルファッション!?」と、やや惜しい。
寝る間際になって、今日は小さい人がこの世に爆誕して2000日目ということに気付き、2000日しか生きていない顔をして人生の肝心なところをもうつかんでいるもんだから、楽しみと恐ろしさが混み合って布団の中で少し緊張した。
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この記事を書いた人

改善愛好家が、気付きや学びをもとに"より善く生きるコツ"を綴っています。
可笑しみのある人を目指しながら、未完成で進行中。

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