3/10 (火) 輝く存在価値に首まで浸かっている。

日記

5時35分、夢に髪を引っ張られたまま、ぼやぼやと目覚める。昨日、あんずちゃんから小さい人に手紙のお返事があってほくほくしていたのだけれど、なんと、私宛にもあんずちゃんのお母さんからお返事があった。もうLINEで意気投合していたから、そんな期待は毛頭なかったのだが、届いた。ラブレターが。それで、スキップ状態のまま寝たからか、あんずちゃんのお母さんが夢に出演した。内容はほぼほぼ置いてきてしまったけれど、仲良く休日を過ごしたような。記憶にかき回されていると、小さい人が静かに起きる。自分の現在地を確認するなり、「まいたけちゃんと一緒に寝たかったぁ、一緒に寝たかったなあぁぁ」と、夜通し眠りこけ、こっそりお邪魔しなかったことをみーみー嘆く。「また一緒に寝ようね」とよしよしすると、「今日寝たかった」と眉を困らせる。小さい人の「今日」は、いつも本気だ。
洗面所で身を整えていると、リビングからシナモロールの声が聞こえ、それに混じって「いいよ」「うん、そうだね」と小さい人の声もする。この前突然家族になった「しゃべるシナモロール」と仲を紡いでいるらしい。かわいいものクラブ、結成。
元気よく社会へ向かうも、寒さが熱心に職務をこなし、2人の首が引っ込む。「冬が戻ってきちゃったね〜、マフラーも手袋もまだいるじゃん!」「もう春が来たと思ったんだよ〜」と、小さい人にせっかちを突っ込まれる。私は季節をめくるのが、いつも1枚早い。
寒いが、私は私の職務を全うするため、コンビニへ。新年度に向け、小さい人の社会へ書類を提出せねばならないから、コピー機の世話になる。着いて、ふと駐車場を見ると、端っこに停まっている車2台に、「無断駐車禁止」とマジックで手書きされた紙が、ガムテープでびゃーっと貼られていた。車のガラス面は、中が見えないほどきっちり1周覆われ、ある意味痛車だ。人間の「怒」がこうして物になって現れると、余計にこわさが引き立つのだな。コンビニ側の限界と、勇気を感じた。なかなか見ない光景だからか、行き交うドライバーや歩行者も痛車を見つめて、ぎょっとする。そういう反応になる。それにしても、これは雨が降ったら字が滲んでもっとこわいことになるんじゃないかと、わざわざ想像して緊張する。とはいえ、メッセージが全部流れてしまったとしても、「無断駐車禁止」を言われているんだろうと察しがつくくらいに、「車に貼り紙」はそれだけで強い。コピー機の設定を間違えたようで、鮮やかに出力され小銭が一気に飛んだ。
帰って書き物。相方の大きい人は、重たい打ち合わせを、誰にも何も言わせないご機嫌さでやり切り、「これが自分の役割だ」と、輝く存在価値に首まで浸かっている。うん、本当にそうだと思うよ。気が大きくなったようで、ご褒美マックをすると言う。瀬戸内レモンタルタルベーコンてりたま。欲望が塔になったハンバーガーからもりもりパワーをもらって幸せそう。
夜は、焼き豆腐と糸こんと長ねぎとしめじのすき焼き煮。「肉が入ってないって、なんか貧乏みたいだね」と、大きい人と自虐ごっこをする。肉は無いが、生たまごを用意して、ちゃんとすき焼き。特別感に、小さい人はほっぺを盛り上げて喜んだ。

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この記事を書いた人

改善愛好家が、気付きや学びをもとに"より善く生きるコツ"を綴っています。
可笑しみのある人を目指しながら、未完成で進行中。

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