3/19 (木) 「希望2粒」を、手厚いもてなしで食らう。

日記

アラームが耳元で踊り狂い、5時半。こっちはまだ寝巻きに寝癖でもにょもにょしていたら、小さい人が「起きよっ!」と朝に前のめり。ありがとう。
しばらく冬と春を往復していたけれど、「今日からどんどん暖かくなりそうだ」と伝えたからか、小さい人は服選びに春を取り入れている。季節はまだ迷っているのに、小さい人はもう決めており、頼もしい。
壁に貼った、折り紙の「くりまんじゅう」がまた落ちている。これまでピカチュウやらマイメロディーやら、ただの紙に命を吹き込んではマスキングテープで壁を彩ってきたのだけれど、どうも落ちやすい子が何人かいる。小さい人は、「また落ちてる~…よーしてぃのちゃんの湿ってる手でくっつけ!」と、謎の自信でぎゅぎゅーっと圧。とりあえず、くりまんじゅうは定位置に帰還した。
小さい人を、元気いっぱい社会へ受け渡す。今日は3学期修了式。半日だから、11時半にはお迎え。春季保育も数日利用させてもらうけれど、実質、明日から春休み。何して遊ぼうか、どこへ出かけようかと、重力は正々堂々強い。それでも、「ずっと一緒に過ごせるのだな」と、どこか特別な空気にふわふわする自分もいる。それはやっぱり、「ずっと一緒」の魔法が、いつかは解けるのを知っているからだろうか。
ぱっと済みそうな仕事だけこなし、昨日社会から進呈された、1年前の進級時の名簿写真を1人眺める。今回で3枚目。うやうやしく並べてみる。満3歳児の時から、目も鼻も口も、輪郭すら変わっていないのに、年中の今が1番大人に見える。あの頃より、「この世界のことを知っています」という顔つきだ。相方の大きい人にも共有し、「お姉さんになったなあ〜」と、2人でしみじみ。来年で出揃うから、「4枚並べるのが楽しみだね」と、期待に胸を膨らませた。
今日から1泊出張の大きい人を送り出し、社会へ小さい人を巻き取りに行く。お昼はふりかけご飯をご所望らしいが、ちょうどふりかけを切らしていて、結局はちみつ梅干しとごまをかけて贈呈。「おいしいおいしい」と、ちびちび食べた。
午後、スーパーに出て、おやつに呼び戻される。小さい人は、ホワイトデーに年輪を重ねた殿方にもらって残しておいた「希望2粒」を、手厚いもてなしで食らう。1粒めを半分かじると、「甘くておいし〜」とふにゃふにゃ。どうやら、甘さに豪速球のキャラメル味だった模様。小さい人も私も、何かとキャラメル味が好きだ。「2粒め、食べまーす」と、期待の顔であむっ。すると、「こっちの方が苦い…」と少し曇り、「苦いか!でもちょっと苦いのもさ、おいしいよね」と、急いでフォロー。順番、逆だったか。寂しさを滲ませながらも小さい人は、「てぃのちゃん、コーヒーの苦いのは好きだけど、チョコレートは、ちゃんと甘い方が好き」と、「好き」の解像度を上げにくる。「ちゃんと」に、1粒めのチョコへの敬意と、好物への自信がぎゅっと詰まっていた。
夜ごはんは、肉の代わりにサバ缶を使った麻婆豆腐。長ねぎが好きな小さい人のために、迫力でもって大いに刻む。あつあつにして提供したけれど、最後まで大事にして冷めたから、レンジに精力的に働いてもらう。仕事が優秀すぎて、「あっつ!あっつ!」と、大げさに賑わせながら、無事に完食。
久しぶりに、相方の大きい人がいない夜。「こわいから」と、小さい人が早々に戸締りをしてくれたおかげで、1人日記に向かう時間もこわくない。小さい毛の家族が活況になる辺りで、明日に備えて、寝た。

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この記事を書いた人

改善愛好家が、気付きや学びをもとに"より善く生きるコツ"を綴っています。
可笑しみのある人を目指しながら、未完成で進行中。

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