1/5 (月) ホットハニーカフェオレと、王者の苦し紛れのひとこと。

日記

世間的には仕事始めだけれど、我が家の小さい家族はまだ冬休み中だから私も調子に乗って朝はだるんだるんだ。午前中はお正月が抜け切らないぼわぼわな気分と体を奮い立たせなんとか運動までのルーティンをこなし、気付けばもうお昼の時間だったから昨日の残りのおかずを皿に盛り、冷凍してあったフランスパンを焼いてテーブルへ送り出す。なぜなのか、フランスパンは冷めながら岩のように硬くなってしまい食べる頃にはガリッガリで、小さい家族は「かたっ!かたっ!」と言いながらもがもがむしり食べた。今日は午後からお年玉を銀行に預けに行くという特別ミッションがあって、だけどそれだけではおやつの時間まで間がもたないから、散歩しつつ広い芝生のパークまで行って遊び、ちいかわらんどと無印で買い物をしようということになっている。寒いけれど天気はいいのでめきめき動く気力も出てきた。真夏はあんなに避けてきたおひさまだけれど、真冬となればさあさあ勇ましく照らしてくれよと自ら体を捧げ暖をとるのだからなんだか申し訳なくなる。
さて滞りなく特別任務を遂行し、パークで滑り台やら鬼ごっこやらで遊んでちいかわらんどを目指しながら、なんか飲みたいねと乾きの意見が一致したからドトールに行って、最近ハマっているハニーカフェオレを飲もうと話がまとまる。パークでの熱気がもう随分冷めて寒かったから私はホットを頼むつもりでいたのだけれど、小さい人は冷たいのがいいとそこは足並みが揃わず、結局、水筒に冷たい麦茶があるからここはホットにしましょうとホットが可決された。実はホットで飲むのは初めてだからややドキドキしていたのだけれど、はちみつが実に良い仕事をしてあの優しい甘みが情緒にまでじわじわ効いてくる。寒い日ですからという店員さんのはからいなのか、たまたま沸騰直後のお湯だったのかはわからないものの、熱めのハニーカフェオレは今まさに欲しい物第1位だった。熱いから気を付けるようにとひとこと添えて渡し、ふうふうしながら飲むのを眺めつつ、寒い外で飲むと一段とおいしいやと浸る。「甘くておいしい」と小さい人も喜んだから、もっと飲みな飲みなと進めると2往復したところで「もう大丈夫!」と手をひらひらさせる。甘い飲み物に目がない人なのに珍しいなと「えっもういいの!?」と聞くと「帰ったらグミ食べるから、太っちゃうからもういいよいいよ」と大人女子みたいに笑う。ほんとに珍しいな〜とお言葉に甘えて満たされていると、「ねえ、べろ赤い?」とぺろっとするから見てみると舌の先が赤くなっていてどうやらやけどしたらしい。さっきのひとことが、王者獅子座のカッコ悪いところを見せられない苦し紛れのひとことだったのかと思ったら、かわいさと申し訳なさがやって来て無印で王者が大好きな野菜チップを買った。「かぼちゃとにんじんがおいしい」と勢いよくがじがじしていたから嬉しかった。
夜はひとり、古賀及子さんの「私は私に私が日記をつけていることを秘密にしている」を読み進め、実は朝から「もともと、日記に書くために、何かをわざわざ思いたくなかった」という文中のひとことが隙を見ては現れて、感情を静かにかき混ぜてきた。文章というのは思ったことを書かねばならないのだ、何を思ったかだけが価値なのだと揺るぎなかった私ははっとさせられてずっしり納得した。なぜ書くことが見つからなかったのかも、古賀さんの本に出会ってなぜ書くことが面白くなったのかも、腑にすっと収まった。あの時何を思ったのかを考えまくっても、結局それはしぼってしぼってしぼり出した「思ったことにする」という作り話同然で、作り話をさも実話のように書き進めるのはかなり苦行で進まない。つまらない。思ったことじゃなく、あったことを書くからすいすい進む。楽しい。キーボードが興奮気味に弾む。書くための条件がただ生きているだけでいいというのは、ハードルが自信たっぷりに低くて心強い。家族にねーねーと共有し、「私も毎日書いてみようかな、日記」と話すと「やりたいと思ったらやってみなよ!今年はなんたってひのえうまだし」と、家族で厚かましくも宇宙の流れに背中を押してもらう覚悟ができた。
さあ寝ますかという段で「明日から出張だから寂しいな〜」と家族が言うから「出張短くなったんじゃ…?」と言うと「うん、2泊3日。火曜日出て木曜日に帰ってくる」ともじもじ笑う。明日からの「から」を従えていいのは、4泊5日くらいのボリュームからだと私は思っている。

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この記事を書いた人

改善愛好家が、気付きや学びをもとに"より善く生きるコツ"を綴っています。
可笑しみのある人を目指しながら、未完成で進行中。

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