昨日、小さい人が、「まいたけちゃんの子どもの時の写真が見たい」と言うので、夜、母にLINEした。母の寝室のクローゼットに、アルバムたちがきっちり納まったクリアケースがあったはずだと、「送れる分だけでいいから送ってほしい」と頼んだ。
9時半頃、「今日明日は仕事だから、それが終わったらアルバム見てみるね」と返信が来る。やった。送られてくるぞ。あの頃の私が。大人になってからも、帰省した時に引っ張り出して見てはいたから、「10年越しの」とかではないけれど、どの過去でも、思い出に触るのはやっぱり楽しい。小さい人は、どんな反応をするだろうか。同じ写真なのに、今度は親として見ることになる。楽しみ方が、初めてアップデートされる。私のアルバムも、なかなかの古参社員だ。
それにしても、母は変わらず、元気に仕事しているんだなと、少しほっとする。10年くらい前に更年期を患い、激太りからの激痩せを経て、時間をかけて心身の回復に努めた。最近では、ひっそりと狭心症の手術を受け、元気になったばかり。新潟と広島で離れているというのもあるけれど、私たちの関係はもともとあっさりしており、ほとんど連絡を取らない。だから、たまにこうして母の生活がのぞき見えると、よかったよかったと思う。アルバムより先に、母の「今」が届いた。
社会へ、小さい人を引き取りに向かう。すると、ちょうど教室の前に、幹事の仕事でも仲よくしてもらっているうみちゃんのお母さんが、「今ね、LINEした!」と言う。内容を聞くと、「近所の薬局で、ちいかわサンリオのエコバッグのガチャを見つけたから知らせたくて」と、そんなの嬉しすぎる。
最近、私はカバンにちいかわたちのマスコットを揺らしながら生きており、尋ねられれば前のめりで「好き」を放出させているから、「ちいかわ=まいたけ」の公式が出来上がっていたのかもしれない。嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい。
何にもハマりづらいというプロフィールを持つ私が、ちいかわにはスッと、グサっと射止められた。たぶん、いや絶対、「食べ物」の成分がもりもりだからだと思う。かわいいキャラクターにプリンがくっついちゃったら、完全に悶え案件だ。
そういうわけだから、小さき者たちを園庭で遊ばせた後、一緒にちいかわへ向かう。さっきうみちゃんのお母さんが回したら、みんな集合のマルチ柄だったそう。かわいい。捕獲したいやつ、出るかな出るかな。その前に、売り切れてないかな。小さい人は、うみちゃんと、うみちゃんの妹に挟まれぎゅっと手を繋ぐ。背中から、嬉しさが溶け出していた。
お茶を1本買って、小銭をつくる。うみちゃんが、「500円は高いよ〜」と、育てる側の気持ちになってくれて、優しい。500円をうやうやしく送り出し、まず小さい人が回す。ガラガラ、ガラガラ、ガコガコンッ。「あ!黄色!」「えっうさぎじゃない!?」
なんと、うさぎ。ガチャの引きが、毎度偉業。
次は、うみちゃん。ガラガラ、ガラガラ、ガコガコンッ。「あ!水色!」「あっもしや!?」
ハチワレ。
メイン2名を難なく捕獲し、きゃっきゃ連れ歩く小さい2人。気持ちに黒さがない分、まぶしい。まぶしいぞ。
でも、今日1番引きが強かったのは、たぶん、私だった。
6/17 (水) 気持ちに黒さがない分、まぶしい。まぶしいぞ。

