7/31 (金) 今日は、笑いが勝った日だった。

日記

運動をしようと、寝室兼トレーニング部屋へ行くと、ヨガマットが敷いていない。すーっとリビングへ戻り、朝ご飯を食べる小さい人をじーっと見つめる。
「あ!」
たたたーっと走っていき、部屋の隅に丸めてあるヨガマットをぱぱっと敷く。
「すいませんでした奥様」
執事のようなお辞儀をして、去っていく。
小さい人は、一体どこから仕入れてくるのか、こういう小ボケを頻発する。特に、やっちまったぞ的な状況の時にはよく見かける。どんな状況も、なるべく円満に収めようとする根っからの平和主義気質は、大きい人譲りだ。もちろん尊敬はしている。救われることも、いっぱいある。でも、「ちょいちょいちょい!こっちはその温度感じゃないですぜい」ということはあって、そういう時はすんなりと、しゅんっとする。今日は、笑いが勝った日だった。
HIITをしていると、朝飯を終えた小さい人が、「大事なお話、聞いてくれる?」と、真剣の塊になってやって来た。手も足も止められないが、耳は傾ける。
「平和って、わかる?ケンカをしないとか、戦わないとか」
そうだ。もうすぐ、原爆の日が、来る。
広島ではこの時期になると、園や学校で、戦争や平和について考える取り組みがある。きっと小さい人も、社会でお話を聞いてきたのだろう。大きい人にも熱弁をふるって、より一層、平和な世界に対する想いが溢れていた。
社会へ出陣する小さい人を見送り、私はお花屋さん。明日は、小さい人のお誕生日会。毎年家で、ひまわり撮影会をしているので、今年も、呼び寄せる。
1件目は、ちょうどお花が出払っているタイミングで、12時頃に入ってくると教えてもらったのだけれど、残念ながらそこまでは待てず。もう1件、望みを託して向かうと、なんと、あった。大きめのと小さめの、オレンジとレモン色のものを合わせて10本買って、あっという間にお祝い人になる。花束を抱えていると、不思議と、背筋がしゃんとする。お姫様を守る、執事の気分。
そのままマンションのエレベーターに乗り込むと、よく会う女性が「乗ります」と、やってくる。
「かわいいお花買ったのね」
「はい、ひまわり」
自分が自分でないみたいに、凛と、落ち着き払った女性になっていた。おっとりと微笑む自分が、くすぐったい。花には、そういう力がある。
夜。明日のお誕生日会に備えて、「よく寝てね、主役」と、あらかじめ盛り立てる。
「あーりがとーう!主役ー!」
すでに浮かれ切った返しが、暗闇から光のスピードで届いた。

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この記事を書いた人

改善愛好家が、気付きや学びをもとに"より善く生きるコツ"を綴っています。
可笑しみのある人を目指しながら、未完成で進行中。

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