小さい人、今日は社会の行事で、芋の苗植え。
年長組は、毎年、社会のみんなのためにさつまいもを植え、掘る。肌寒くなった秋には、焼き芋パーティーという行事もちゃんと催され、今までは頂く側だったけれど、今年は振る舞う側だ。バスに乗って、ちょっと遠い農園まで行くそうで、回収は15時。1日がかりの大イベントだ。お昼は、おむすびだけ持参とのことだったから、小さい人と相談して2こ握る。卵焼き昆布と、梅おかか。実は卵焼きの予定はなかったのだけれど、「おかずがない分、具材におかずを入れる」というお母さんの話を聞いて、倣った。唐揚げとかえび天もいいなあ〜と思ったが、揚げ物むすびを上手に握れる自信がなくて、あきらめた。
さて、小さい人は、長ズボンに長靴で、ちっこい農家さん。朝からめちゃめちゃ暑いが、虫&日焼け対策で長袖のスモックを着る。相方の大きい人と、「かわいすぎる…!」とデレデレ。
昔、おばあちゃんの作業着と長靴を借りて、一緒に畑仕事をしたことを思い出す。じゃがいもも掘ったし、いちご狩りもした。今では考えられないけれど、土いじりが当たり前だったあの頃。生活の営みが、まるで呼吸のようにひとつひとつそこにあった。「大きな畑で土を触ったり野菜を植えたりって、なかなかできない経験だからさ、楽しんでおいで」と、やんわり重みを乗せて伝えると、「うん!楽しんでくるね!」と、にかっとした。綺麗な記憶に包まれながら、小さな世界の広がりにわくわくしながら、社会へ到着。
仲よし2人と集まって、まず目に飛び込んできたのは、クラスと名前がペン書きされたビニール袋。か、書き忘れた…。昨日、「名前書かなきゃ!」と思ったことは覚えているのに、書いた記憶はまっさらだ。「軍手に名前を書くこと」に、しっかり上書きされたらしい。最近本当に、次の一手すらまともに覚えられない。先生に白状して、小さい人にもドジっぷりを謝って、でもみんな優しくて泣ける。
猛省しながら帰宅。アイスコーヒーを入れようと、ストローが入った袋をバスケットから取り出す。すると、キャラキャラキャラっと、高い音と共に足元がストローの海。袋の口が、完全におしゃべりモードだった。今日はやらかす日だなと、しょぼしょぼ拾う。
気を取り直して、パソコンで書き物。やりながら、左手でマグカップを持ち口に運ぶと、ストローが小鼻に刺さった。普通に痛い。画面に集中していて、ストローで飲むことを忘れていた。ちゃんと向き合わないと、こういうことはちょくちょく起こる。コーヒーの乱だ。いや、さっきストローを落としたから、ストローの襲撃か?
指のささくれが気になって、毛抜きを取りに行く。と、いつもの場所に、ない。落としたのだろうかと、床や引き出しの中も見てみるが、やっぱりない。記憶を辿ってみると、昨日の夜はあった。確かに使った。眉毛、抜いたもん。大きい人に居場所を知らないか聞くと、「見てないな〜」とぽりぽり。帰ってきたら、小さい人にも聞いてみよう。
今日は、ハッピーセットのちいかわ第2弾に、行く。13時、大きい人と駅のマックへ。第1段の時もコンプリートさせてもらえたから、ぱんぱんに期待を詰め込んで、早足で進む。雲が、夏の気配。我々は夏が好きだから、毎年ちゃんと待ち遠しい。それにしても、平日に、ちいかわ目指して散歩する夫婦。こわいくらい、のんきな図。だけど、小さい人は、「今日の夕飯はマック」という夢も抱えて、外で頑張っている。しっかり果たして帰るからなと、内側は抜かりなく燃やす。
ハッピーセット4つと、別でチキンナゲットと、期間限定のスパイシーチキンナゲットも買う。あと、Lポテト。羽目の外し方が、完全にGWの名残り。
お家マックをひとしきり楽しんで、小さい人の夢はきっちりラップをして、かわいい者どもは箱のままそっと整列させておいた。
15時、ナゲットに支えられながら、回収。苗植えを頑張った小さい人は、どうやらバスの中で仮眠をとったらしく、復活していた。園庭で、30分遊んでから帰宅。「まいたけちゃんの毛抜き知らない?ピンセット!」と聞くと、「え!あの?!いつも毛抜いてるやつ?!」と、わたわたして、一緒に探してくれたけど発見できなかった。結局、夕方、Amazonで注文。眉毛の未来を、私は守る。
小さい人は、ポテトとナゲットをケチャップにまとわせ、丁寧に食べ切った。ナゲットも、バーベキューソースよりケチャップ派の民。そして、塩付きのおいしそうな指のまま、うやうやしくチーズバーガーを開封。「もうピクルス食べられるようになった!見て!」と、がぶっ。幼児とハンバーガーの取り合わせって、ボケとツッコミくらいの切れなさがあると思う。ずっと見てられる。
ちいかわは、ちゃんと8人コンプリート。私は記憶という畑の中で、今日いろんなものを見失ったけれど、最後にはちいかわ8人がきれいに実ったので、まあよしとする。
5/29 (金) 生活の営みが、まるで呼吸のようにひとつひとつそこにあった。

