5/25 (月) 2対1になってくると、不思議と自分の感性も揺らぎ出す。

日記

一昨日、我が家に新しい洗濯機が来た。白くて、すんっとスタイリッシュな彼。
先代は、13年前に生まれ、脂が乗ってきた頃、縁あってうちに引っ越してきた。たまの雑な扱いにも文句を言わず、東京から広島という長旅にも耐え、何年も支えてもらった。だけど最近、さすがに働きすぎたのか、「キーン」とぼやき出し、とうとう世代交代した。生まれたての彼は、先代のプロフィールを受け継ぎつつ、乾燥パワーをコインランドリーの強度に進化させていた。
朝、いつも通りに回し始め、干される面々の対応を終えた後、タオル類を標準コースで乾かしたらものの1時間半で完了報告。しかも、からっからに乾いている。時計を見ると、8時過ぎ。大きい人と、ハイタッチ。今日はタオル多めの日だったから、先代だったら3時間はかかる。場合によっては追加で60分残業してもらうことなっていたかもしれない。完全に労働基準法違反。ありがとうが活況したら、いろいろやりたくなって、夏の布団を押入れ奥から召喚したり、鏡を愛でたりする。今、完全に「ゆとり」が生み出した可能性を謳歌している。
だけど、私は忘れていた。先週の金曜日に、「月曜日は編み込みで来るからねー!」と、小さい人がお友だちと約束していたことを。右側は3回やり直して、左側は1回やり直して、結局、20分かけてなんとか完成。新しい洗濯機が生んだ余白は、きれいに編み込まれて消えていった。いつもは8時45分に出発するけれど、今日は9時過ぎにようやく出発。集合時間に間に合うことよりも、「編み込みの約束を果たしたい」と息巻いていたから、本日は、これでよし。
とはいえ、横断歩道をダッシュ。「なんでこんな速いかいうと、目の前にマックがあるって思って走ってる」と、小さい人。どうやら、「おもちゃなくなっちゃうー!」と思って走っているから、びゅんびゅん速いらしい。
帰宅して、2回目の洗濯を9時半からスタート。シーツ、夏用タオルケットたち。ぎゅうぎゅうではないけれど、まあまあな密度。2時間乾燥で送り出して、さてどんな仕上がりか。ふんわりは健在のまま、するめみたいなからっからさで帰ってきた。午前中で、2回の洗濯が完遂。革命の強度が、ただ事じゃない。
120%の協力姿勢に、「もう家族の一員だ」みたいな気持ちになって、大きい人に、「名前を付けないか」と提案する。何が良いか聞くと、「ランちゃんはどうかな」とはにかむので、そんなことより、「女の子!?私は男の子のつもりだった!!」と、イメージのズレが面白い。ランドリーのランちゃんだったみたいだが、乾燥力にアイデンティティを持たせて、「ヒートくんはどうかな?」と聞くと、いいねいいね。名付けると、急に愛着がめきめき湧く。乾燥フィルターを、スフレを扱う手つきで綺麗にして、「ありがとうヒートくん」
午後、社会から帰還した小さい人に経緯を話すと、「ヒートちゃんがいい〜」と、こっちにも女の子のつもりだった人。2対1になってくると、不思議と自分の感性も揺らぎ出す。この白くて可憐な感じ、確かに女の子かもしれないな。
だけど結局、「いいねヒートくん」と言って、我が家に男子が増えた。本人の意思は、一度も確認していない。

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この記事を書いた人

改善愛好家が、気付きや学びをもとに"より善く生きるコツ"を綴っています。
可笑しみのある人を目指しながら、未完成で進行中。

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