頑張りすぎてしまうあなたに効くメニュー。「喫茶ドードー」で心がほぐれる。

頑張るあなたに贈るアップルパイ

頑張りすぎてしまうあなたにも、生き急いでしまうあなたにも。
「喫茶ドードー」は、温かく、心が元気になるメニューを用意して待ってくれています。

いろんな悩み、つらいことがあるからこそ、ちゃんと自分をいたわって生きることの大切さ。
時には逃げたり、戻ったり、やり直したり。自分との対話だって大切です。

目まぐるしい毎日に、ちょっと立ち止まる時間をくれる喫茶ドードーへ、足を運んでみませんか?

もくじ

「喫茶ドードー」 あらすじ

おひとりさま専用カフェ「喫茶ドードー」には、悩みを持つお客さんたちがふらりとやってきます。

自分を追い込んで息が苦しくなっている人。
誰かの心ない言葉に傷ついてしまった人。

カフェの店主「そろり」さんは、そんな世の中に疲れてしまった人たちのために、悩みによく効く美味しい料理と、心がほぐれるシンプルな言葉をそっとプレゼントしてくれます。

標野凪先生著書の喫茶ドードーシリーズは、第二弾まで開店済み。(2024年5月時点) 1冊5話の短編集です。
主人公は変わるけれど、前話で脇役として登場した誰かが、次のお話で主人公になったり、ゆるやかに繋がりがあるストーリー展開になっています。

あのお話では「輝く人」として登場していた人が、実は仕事にがんじがらめになっていた。
誰しも、人には見えないところでもがいているという事実が見えた時、ちょっと気が軽くなる。
「自分ばっかり大変だ…」「誰にも認められていない気がする」など、慌ただしい現代に生きる私たちの、孤独めいた気持ちをなくしてくれます。

そして、幸せってこういうことなのかもしれないな…と、足元に視線を向けるきっかけをくれる。

そろりさんが提供してくれるのは、自分を見つめ直す時間です。

「喫茶ドードー」 美味しいポイント

喫茶店のキャンドル

「みんな同じ」に勇気をもらえる

置かれた環境によって悩みは違うけれど、世代や性別、職種、立場、役割。それぞれに、それ特有の大変さがあって、葛藤しているポイントは実は同じだったりする。
こんなに苦労しているのって自分だけなんじゃないか、と、打ちしおれることもあるかも知れないけれど、みんな何かしら、同じようなつらさを背負って生きているんだと思えたら、緊張が少しほどける感覚になる。
そして同時に、人はやっぱり支え合って生きているんだ、支え合って生きていいんだということを教えてくれる気がします。

まいたけ

ちょっと休んでから、また進もう。私はそんな気持ちになりました。

新しい視点と気付きをくれる

例えば、毒を吐くこと。寄り道やよそ見をすること。つぎはぎだらけの自分。
そんな、やってはいけないと思うようなこと、なんとかしなきゃと思うようなことも、そろりさんは視点を変えて肯定してくれます。
それもいんじゃないですか?って。

突如繰り出される妙な問いかけも、そのお客さんに気付きを与えてくれて、ごちそうさまでしたと帰る頃には心が前を向いている。大切なことを見つけられている。

まいたけ

読んでいるこっちまで、よしっ大丈夫だ、とつぶやくほど元気をもらえていることに気付かされます。

「喫茶ドードー」私に効いたメニュー

あんバタートースト

人生に必要なもの、大切なことはもう知り尽くしているような印象を受けるそろりさん。
ですが、実は自分にとっての「幸せ」というものを探し続けながら生きているんです。

だからよりシンプルに、何がどれだけあれば幸せなのか、それをぼくは見極めたいんです

今宵も喫茶ドードーのキッチンで。 / 標野凪

こうやって考えるその時間こそが、生きていることなのかもしれませんね

こんな日は喫茶ドードーで雨宿り。 / 標野凪


私は、年齢を重ね、終わりある人生を見つめた時に、「幸せってなんだろう」「何のために生きるんだろう」と、揺るぎない答えを見つけようと焦っていたような気がします。
幸せも、生きる意味も、ズバリこれ!って、言い切れることが第一歩だと思っていました。
そうじゃなければ、こうやって誰かに届ける言葉が貧弱になってしまうんじゃないかと。だから早く見つけなきゃって。

だけど、答えを探し続けながら、自分がその時見つけた自分なりの考えを、そっとお客さんにプレゼントする。
そんなそろりさんの生き方を見て、それでいいのかもしれないと思えたんです。

時間が流れ、時代が変わっていくのと同じように、自分の内側もきっと変わっていく。
だから、自分を見つめ続ける。考え続ける。
こうかもしれないし、こうじゃないかもしれない。今はこんなところかな。
そうやって、あーでもないこーでもないを繰り返しながら、誰かの心をちょっと元気にできるような自分でいられたら、それが幸せだなあと。

まいたけ

答えを出そうと、息を吸うことをおろそかにしていた私に効いたのは、「幸せになる焼きリンゴ」と「自信が持てるあんバタートースト」です。
聞いただけでお腹が鳴ってしまいそうです…

ふらりと立ち寄った書店で、美味しそうな表紙に惹かれて買ってみた本。
こんな素敵な出会いになるとは… 寄り道、いいですね。

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この記事を書いた人

自身の気付きや学びをベースに、"より善く生きるコツ"をお届けしています。

いつだって心穏やかな人でいたい。生きることに、シアワセな気持ちで取り組みたい。そんなお仲間を見つけられたら嬉しいです...!

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