4時のアラームを止めて、十中八九、寝た。4時半に目覚めた大きい人が電話を晴らしてくれて、なんとか、起きる。本物になれたと思った、のに。
30分の寝坊に心身狂わされので、小さい人とバスに乗って遠出するのはあきらめて、近所の公園。けんけんぱと、滑り台鬼ごっこに、ここでもまた、身が狂わされる。小さい人は、1泊2日のお泊まり保育から昨日帰ってきて、おそらくまだ疲れが抜け切っていないだろうに、シー1日目みたいな体力で遊ぶ。
サッカーをしていた男の子3人組のボールが、けんけんぱに没頭中の私たちの所を越え、遠くまで転がった。3人組は、誰が取りに行くかでジャンケンを始めたので、小さい人に、「取ってあげて」とパスを出すと、走る。「男の子たちの方に転がしてあげて」と促し、ぽーんと転がすと、1番大きい男の子 (たぶん6年生くらい) が、「ありがとうございます!」とさわやかに応じてくれ、「いえいえー」と答える。すると今度は、「わっ優しいーーありがとうございます!」と、小さい人に向けてにこっとした。なんとできた少年か。小さい人は、ドーナツでも目の前にしたように顔をほころばせて、「人の役に立ったー!」と喜んだ。さすが、短冊に、「ひーろーになりたい」と書く者ぞ。
午後。買い物に行く準備をしていると、私の小銭入れを見て、小さい人は、「あれ?この財布、前に博多でむっくに買ってもらったやつじゃない?」と首を傾げる。そう。博多旅行中に、結婚記念日だからとプレゼントしてくれた、明るい緑色に一目惚れした小銭入れ。「よく覚えてるね」2年前のことなのにすごい!の雰囲気で感心すると、「てぃのちゃん、頭の中で思い出作ってる」と得意げ。「え!?」驚き笑うと、「むっくとまいたけちゃんが大笑いしてる思い出、今作ってるところ」と、さもたった今調理中みたいな顔で言う。「あ、やっぱりもつ鍋食べてるところ印刷しよ。印刷!ポチッ。ウィーン…」自由自在に、写真としても出力可能らしい。過去を、過去にしない人。それにしても、発言が、いちいちキマってるんだよなあ。我が小さい人ながら、かっこいい。
買い物先では、2人念願のゴンチャを飲んだ。黒糖ブラックミルクティー。Lサイズにして、甘さ控えめ、氷少なめ、パール2人前でオーダー。メガサイズくらいの容器に、半分くらいタピオカが仲よく占拠していて、これぞカスタマイズの醍醐味。手加減なしに、ぬぽっぬぽっと滑り込んでくる。もっちょもっちょして、歯が楽しい。
ゴンチャ初心者の私たちは、早い段階で、「湯の抜けた浴槽にじっとするタピオカの構図」を描き上げたけれど、ずっと楽しくて、ずっとおいしかった。
10/11 (日) てぃのちゃん、頭の中で思い出作ってる。

