9/5 (土) ほとんど作ってもらってるじゃん。

日記

小さい人の朝ごはん。生協で買ったこんにゃく白和えと、ぜんまい煮をお皿に移す。あとは、何日か前の残り物、かぼちゃとブロッコリーのグラタン。小さい人は、かぼちゃとグラタンをこよなく愛している。
我が家は、あまり日常的に白ごはんやパンを食べない。もともと、太らないために、独り身の頃から炭水化物は控える生活をしていた。相性が悪いのか、私は顔だけぶくぶく太る。それを避けたくて、大好きだけど、離れて過ごした。でもそのおかげで、たまに食べる親子丼がおいしい。ピザがおいしい。週1くらいのペースなら、全くの無傷で過ごせるし、そのために普段頑張れる。そもそも、ハレとケの生き方が好きなのだと、気付いた。
そんな私が、小さい人の親をし始めてわかったのは、炭水化物を控える方が、太る太らないうんぬんだけでなく、体の調子が良いということ。それは、大人だからじゃない。子どもにもそうだと感じた。
給食で、炭水化物のおかわり三昧だった頃、小さい人は帰ってくるとごろごろと過ごしていた。単にお腹が重いだけでなく、血糖値とやらが悪さしていることを、後から知った。2週間もすると、しっかり体重に反映され、動きも鈍くなっていった。消費の魔人である子どもが、中身は中年のようだった。家での調整だけでは戻る気配がなく、先生にも協力していただいて、徐々に軽快さを取り戻した。いつだって、元気がいい。その裏には、欲望という、大魔神への勝利が不可欠なのだ。
もちろん、エネルギー源として必要な時や、どうしても食べたい時は、米もパンも食べるし、食べさせる。だけど、普通の日常は、芋やかぼちゃで十分だった。炭水化物がない分、おかずの品数、量も必要で、大変なことも多いけれど、神様仏様の生協や、作りおきでなんとか賄っている。
「ぜんまいの中の油揚げとにんじんて、もともと入ってた?」
小さい人が、探るように聞く。
「うん。もともと入ってた。作ってない」
「白和えもよね?」
「うん。作ってない」
なぜだろう。胸を張って差し出したはずなのに、頼った事実を言葉にするたび、自分が自分に気まずい。だけど。
「ほとんど作ってもらってるじゃん」
「…ん??」
への字の口で小さい人を見ると、「あ…あっ…まあ、冗談冗談」
うへへと、体をくねくねした。つべこべ言うのは控えとこ。そう、顔に書いてあった。

プリーズ シェア!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

改善愛好家が、気付きや学びをもとに"より善く生きるコツ"を綴っています。
可笑しみのある人を目指しながら、未完成で進行中。

もくじ