今日は、小さい人を社会へ召喚させた後、大きい人と映画おデートへ行く。
先週公開された、「プラダを着た悪魔2」。観たくて観たくて、映画もドラマも家でのんびり、停止してしゃべりながら観たい派だけれど、あると知ってて待てなかった。なんせ、メリル・ストリープとアン・ハサウェイが美しすぎる。かっこよすぎる。時が止まっているどころか、むしろ磨きがかかって神々しい。予告を観ただけでそわそわして、大きい人に即約束を取り付けた。
プラダを着た悪魔は2006年に公開された映画だけれど、実は私が観たのは最近、3年ほど前だ。確か年末、「夜更かししよう!」と映画鑑賞をすることになって、大きい人が「まいたけちゃん好きだと思う」と勧めてくれて観た。それはもう当たりすぎて、この映画を観ずして、よくファッションの業界で働いていたなと思う。
私は20代の頃、スタイリスト事務所の事務員として、渋谷と原宿に挟まれ、5年ほど勤務した。金髪の女社長の下で、秘書のように動き回る日々。まさに、ミランダとアンディのような関係だった。救われたのは、ミランダのような鬼の社長ではなかったこと。むしろ人当たりが柔らかくて、言いづらいことはちゃんともごもごする、お茶目でかわいい人だった。だけどやっぱり、こういう、目まぐるしく変わり続ける業界だからだろうか。振り回す力は一流だ。大きな決断も、10分あればひっくり返る。昨日言ったことは昨日に置いて、常に未来を生き続けている。なにしろ、芯すら自由自在に変えられるものだから、その覆り方と言ったら、あのコペルニクスだって驚くだろう。今なら、そういう人だからこそ、世界をぐいぐい動かし続けられるんだとわかるけれど、あの頃はちっともわからなかった。結局、それでもついていく覚悟が持てなくて、逃げてしまった。あの頃にプラダを着た悪魔を観ていたら、何か変わっていたんだろうか。
だから、アンディを心の底から尊敬した。スピードも圧もプライドも、全部が容赦ない中で、明るく一生懸命にやってのける姿には、背骨も黙るほどのけぞった。最初は、きらびやかな世界にわくわくして、美しさ際立つ2人を目の保養のつもりで観始めたのに、まばたきも忘れてのめり込んでしまった。熱量が、とんでもなかった。
それで、プラダを着た悪魔2。とことん熱がぶつかり合って、気付いたら、2人を応援していた。畳み掛けてくるトラブルに立ち向かうミランダと、「認められたい」をパワーに変えて突き進むアンディ。どっちも、どっちもかっこよかった。あとは、時代の流れを飲み込んで、少し変わろうとしているミランダがかわいくて、前作よりも人間っぽさ多めで嬉しかった。こういう熱い映画を、いつか小さい人と一緒に観て、一緒に熱くなりたいなあ。
帰り道、コンビニに寄ったので、小さい人のお土産に「プリン味のぷくぷくたい」をゲット。内緒で楽しんじゃったから、丁寧に献上する。でも何年か後、小さい人がこの日記を読んだ時に、ちょっと怒られそうだなあ。ぷくぷくたい1匹では、許されないかもしれない。
5/7 (木) 前作よりも人間っぽさ多めで嬉しかった。

